西日本新聞社は4月1日、インターネット広告会社のマイティーエースを子会社化しました。マイティーエースは、2011年に創業した、福岡市に本社を置くWebマーケティング支援企業です。リスティング広告を中心として、コンテンツ・LP 作成から効果分析などのアフターフォローまで一貫したサービスを提供しています。
西日本新聞社はグループのデジタル広告事業拡大を視野に入れており、マイティーエースもさらなる成長を目指して外部企業との提携を検討していました。両社の方向性が一致し、2022年にファンドを通じて資本参加。今回、西日本新聞社の子会社とすることに合意しました。
マイティーエースが西日本新聞グループの一員となったことで、今後は新聞社およびグループ会社とのクロスセル提案や新商材の開発、採用や人材育成面におけるシナジー創出を実現していく方針です。グループ経営推進の一翼を担う企業としての成長を目指します。
同日付でマイティーエースの代表取締役社長には西日本新聞社の藤田淳一氏が就任しました。藤田氏は2000年に西日本新聞社に入社。新聞広告営業部門を経て、2005年にソフトバンクへ出向しデジタルメディア事業全般を担当。その後、西日本新聞社でWebマーケティング全般を担当し、2024年6月からマイティーエースの非常勤取締役を務めていました。
藤田氏は「WebマーケティングやIT・AIサービスを活用し、パートナー企業や地域社会の課題解決に貢献することで、新たな価値を創造していきます。共に成長し、発展していくことを目指し、今後も全力で取り組んでまいります」とコメントしています。
今回のグループ化により、西日本新聞社はデジタル広告事業の強化を図るとともに、マイティーエースの専門性を活かした新たなサービス展開が期待されます。