株式会社集英社は、同社作品のオーディオブックを一覧・検索できるWEBサイト「集英社OTO(オト)コンテンツ」を8月18日に開設しました。本サイトは、「耳」を使った新たな読書体験を提供する専門プラットフォームで、読書バリアフリーを推進する手段として、読書バリアフリーを推進する手段の1つとして位置づけられています。
新たな読書スタイルを提案する「集英社OTOコンテンツ」
「集英社OTOコンテンツ」は、紙の書や電子書籍に加え、音声で楽しむオーディオブックを読書の第三の選択肢として提示。忙しい朝の支度中、家族や友人とのドライブ、長距離フライトなど、日常の様々なシーンで耳から読書を楽しむことが可能です。
サイト内では、メディア化された話題作をはじめ、ミステリー、サスペンス、ヒューマン、ファンタジー、青春など多彩なジャンルから作品を検索可能。また、「わくわく」「はらはら」など、様々な気分に合わせた作品選択機能も備え、利用者の多様なニーズに応えています。
作品情報を充実させ、利便性の高い設計に
各作品の詳細ページには、あらすじや再生時間、朗読ナレーター名などオーディオブックならではの情報を掲載。利用者が、自分の利用する音声配信プラットフォームから試聴や購入ができる導線も整備し、快適な体験を実現しています。
トップページの「ニュース」では、新作オーディオブックの配信開始など最新の「聴く読書」情報を随時発信。今後は読書バリアフリーに関連する記事も充実させ、情報発信を強化していく計画です。
ウェブアクセシビリティ対応による情報平等の実現
世界的にウェブアクセシビリティの重要性が高まる中、日本でも取り組みが進んでいます。集英社は「集英社OTOコンテンツ」を初のウェブアクセシビリティ対応サイトとして構築し、障害の有無や年齢、利用環境にかかわらず誰もが平等に情報へアクセスできる環境の整備を目指しています。
「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(通称:読書バリアフリー法)に則り、同社は障害の有無にかかわらずすべての人が読書を楽しめる環境づくりを推進しています。
集英社は「KOTOBA(言葉)を紡いでOTO(音)と届ける」をコンセプトに、目で読む読書に加え耳で楽しむ読書体験を提案。よりアクセシブルな形で「本との出合い」を広げる活動を積極的に展開していくとのことです。