角川春樹事務所が発行する35歳以上の女性をターゲットとしたファッション・美容・ライフスタイル情報誌「大人百花」が休刊することが明らかになりました。6月12日に「美人百花」の別冊付録として最終号が発売され、これをもって発行を終了します。
「大人百花」は「美人百花」の別冊付録として立ち上げられ、2023年春からは年4回季刊誌を発行していました。「大人百花web」も、同年4月に開設。「年齢を重ねても、ときめく気持ちを忘れたくない」「品と芯を大切にしながら、自分らしく美しく生きたい」という「大人フェミニン」をコンセプトに情報を発信してきました。
同誌の編集部は公式インスタグラムアカウントを更新し、休刊を伝えるとともに読者に向けて「年齢を重ねても、ときめく気持ちを忘れたくない」「品と芯を大切にしながら、自分らしく美しく生きたい」という『大人フェミニン』の世界観や哲学は「これからもずっと、私たちの中に生き続けます」と呼びかけています。
続けて、「皆さんと一緒に歩んだ道のりは、私たち編集部にとって宝物です」と、読者への感謝の気持ちを表現。「みなさんの『好き』が、私たちの原動力でした」と振り返り、「忙しい毎日の中で、ページをめくるひとときが、少しでも心ときめく時間であったなら、それが何よりの幸せです」とコメントしています。
「大人百花」の休刊は、特定の年齢層をターゲットにした専門誌を運営する難しさを示す事例となりました。インスタグラムを通じた発表のメッセージには、「大人百花web」や公式インスタグラムでの情報発信が継続されるかどうかについて記載されておらず、今後の動向が注目されます。