多くのサービスがサブスクリプションモデルにシフトし、動画配信サービスなどが成長を続けてきました。一方で、これまで主流だった直接マーケティング手法が転換点を迎えているようです。最新の業界調査によると、サブスク企業リーダーの48%が直接獲得からの収益減少を報告し、業界全体で「バンドル経済」への戦略転換が急速に進んでいることが明らかになりました。
Bangoが委託し、独立調査機関Vitreous Worldが実施した「Gravity Shift」調査(2025年5月)では、米英のサブスクリプションサービス企業201社の上級意思決定者を対象に、顧客獲得戦略の現状と将来展望を詳細に分析しています。Bangoはバンドルを支援するパッケージを提供している会社なので、若干割り引いて考える必要はありそうですが、重要な論点を提示していると感じましたので、紹介します。
直接獲得は「支出のブラックホール」に
調査結果で最も衝撃的だったのは、従来の直接マーケティング手法の効果が急激に低下している実態です。