サブスクは直接マーケティングから「バンドル戦略」にシフト、増大する広告費に悲鳴

・サブスク業界は直接獲得からバンドル戦略にシフトし効果低下を克服しようとしている
・広告費増大や競争激化で直接獲得の持続が難しくなり、間接獲得の重要性が高まる
・バンドルは顧客ロイヤルティ向上やLTV増加に効果的で、今後の市場拡大が期待されている

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サブスクは直接マーケティングから「バンドル戦略」にシフト、増大する広告費に悲鳴
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多くのサービスがサブスクリプションモデルにシフトし、動画配信サービスなどが成長を続けてきました。一方で、これまで主流だった直接マーケティング手法が転換点を迎えているようです。最新の業界調査によると、サブスク企業リーダーの48%が直接獲得からの収益減少を報告し、業界全体で「バンドル経済」への戦略転換が急速に進んでいることが明らかになりました。

Bangoが委託し、独立調査機関Vitreous Worldが実施した「Gravity Shift」調査(2025年5月)では、米英のサブスクリプションサービス企業201社の上級意思決定者を対象に、顧客獲得戦略の現状と将来展望を詳細に分析しています。Bangoはバンドルを支援するパッケージを提供している会社なので、若干割り引いて考える必要はありそうですが、重要な論点を提示していると感じましたので、紹介します。

直接獲得は「支出のブラックホール」に

調査結果で最も衝撃的だったのは、従来の直接マーケティング手法の効果が急激に低下している実態です。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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