EUがGoogleを正式調査──「サイトレピュテーション悪用対策」はメディアの収益を奪うのか

・EUがGoogleのサイトレピュテーション悪用を調査、検索結果の公正性を疑問視
・メディアの収益やビジネス活動の自由が検索順位操作で侵害される恐れ
・調査はメディアの価値保全と持続可能性を守るための重要な動き

メディア デジタルメディア
【11月開催】メタルギア事例やCC2松山社長登壇、ゲーム開発者向けイベントGTMF 2025の登録受付中です
EUがGoogleを正式調査──「サイトレピュテーション悪用対策」はメディアの収益を奪うのか

欧州委員会が、Google検索におけるニュースメディアの扱いをめぐり、デジタル市場法(DMA)違反の可能性を正式に調査し始めました。

対象となるのは、2024年に導入されたGoogleの「サイトレピュテーション悪用(site reputation abuse)」ポリシーです。これまで広告やスポンサー企業とのコラボレーションは、出版社にとって確立した収益モデルでしたが、その可視性が検索上で大きく損なわれている可能性が指摘されています。


《Manabu Tsuchimoto》
Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。