コンデナストは2025年12月19日、藤原総一郎氏をコンデナスト・ジャパンのマネージング・ディレクターに任命したと発表しました。藤原氏は2026年3月に就任予定で、東京のオフィスを拠点として、『VOGUE』『GQ』『WIRED』を含む日本におけるコンデナストの全事業を統括します。
ラグジュアリーブランドでの豊富な実績
藤原氏は、日本および海外市場においてファッションならびにラグジュアリー分野で豊富なリーダーシップ経験を有しています。ブランド構築、マーケティング、デジタル戦略、事業変革において卓越した実績を持つ人物です。
直近では、ドルチェ&ガッバーナ ジャパン株式会社のマネージング・ディレクターとして、同ブランドの日本におけるポジショニングを含む重要な戦略的転換を主導しました。この役職において、藤原氏は日本市場でのブランド再構築に成功を収めています。
また、クロエジャパンCEOとしては、360度のコミュニケーション施策、デジタル領域の加速、ならびにオーディエンスの拡大を通じて、事業の本格的な再成長を牽引しました。それ以前には、ハンター、トリー バーチ、コーチにおいて、日本および米国で要職を歴任し、ブランド戦略の策定・実行を担うとともに、顧客エンゲージメントの向上に貢献しています。
日本市場の重要性と期待
藤原氏の直属の上司となるコンデナストのチーフ・レベニュー・オフィサー、Elizabeth Herbst-Brady(エリザベス・ハーブスト=ブレイディ)氏は、「藤原は、卓越したリーダーシップとカルチャーへの深い理解、そして明確なビジョンのもとで変革を推進してきた確かな実績を併せ持っています」と述べています。
さらに同氏は、「ラグジュアリー領域のオーディエンスに対する深い知見に加え、戦略面およびオペレーション面での卓越した強みは、コンデナストにとって非常に価値あるものです。日本は当社ブランドにとって極めて重要で独自性の高い市場です。今後、日本におけるビジネスの未来を共に形づくっていくにあたり、彼を迎えられることを大変嬉しく思います」とコメントしています。
グローバルとローカルの融合を目指す
就任にあたり、藤原氏は次のように述べています。「コンデナストに参画できることを大変光栄に思います。同社のブランドは、カルチャーを高め、世界中のオーディエンスに影響を与える力を持つ存在として、以前から深く敬意を抱いてきました」
藤原氏はこれまでのキャリアについて、「あらゆるチャネルにおいて強力な顧客接点を創出し、独自性のあるブランド体験を通じて記憶に残る"Wow"の瞬間を届けることに注力してきました」と振り返ります。
そして今後の展望として、「このアプローチをコンデナスト・ジャパンにおいてさらに強化し、世界最高水準のグローバルコンテンツと、日本のオーディエンスの心に響くローカルなストーリーテリングを融合させていきたいと考えています。また、業界の垣根を越えた、強固かつ有意義なパートナーシップを構築し、日本のオーディエンスにインスピレーションを届けていくことに尽力してまいります」と語っています。
