SmartHR、約61.5億円の資金調達を実施…累計調達額は82億円に

SmartHRは、シリーズCラウンドとして、国内外の新規投資家・既存株主を引受先とした第三者割当増資、新株予約権付社債により合計約61.5億円の資金調達を決定しました。 調達額の内訳は、第三者割当増資が追加投資枠含め約55億円、新株予約権付社債が約6.5億円。同社は約…

企業 その他
SmartHR、約61.5億円の資金調達を実施…累計調達額は82億円に

SmartHRは、シリーズCラウンドとして、国内外の新規投資家・既存株主を引受先とした第三者割当増資、新株予約権付社債により合計約61.5億円の資金調達を決定しました。

左から:シニフィアン 朝倉氏、小林氏・SmartHR CFO玉木・代表 宮田 ALL STAR SAAS FUND 前田氏・シニフィアン 村上氏

調達額の内訳は、第三者割当増資が追加投資枠含め約55億円、新株予約権付社債が約6.5億円。同社は約20億円の資金調達をこれまでに実施しており、今回のシリーズC資金調達により累計調達額が約82億円になりました。

調達の目的

今回調達した資金は、SmartHRの開発費、SaaS事業において特に重要である人材の採用費・人件費、およびマーケティング費用に投資。SmartHRの顧客基盤をさらに拡大していくとしています。

SmartHRは、外部連携の強化とオプション機能によるプラットフォーム化を進めており、「雇用契約機能」や「カスタム社員名簿機能」をリリースしています。

今後は2つのサービスをリリース予定

今後は、従業員情報を分析できる「ラクラク人事レポート機能」を公開予定。SmartHRに蓄積された人事データベースから、従業員の入退社数や平均勤続年数の推移など、見たい情報を簡単に抽出、グラフ化することが可能となります。

また、2019年1月に設立した確定拠出年金や保険を駆使してお金の不安を解消し、老後2,000万円問題の解決を目指す「SmartHR Insurance」と、同4月に設立した会議での非合理の解消を目指す「SmartMeeting」は、年内にサービスを正式公開を予定しています。

■ SmartHRhttps://smarthr.jp/について
2013年1月23日設立。2015年11月に「SmartHR」(https://smarthr.jp/)を提供開始。SmartHRは、企業が行う入社手続きや雇用契約、年末調整などのあらゆる労務手続きのペーパーレス化を可能にするクラウド人事労務ソフトです。

2018年には、ユニコーン企業の創出を目指す経済産業省のプログラム「J-Startup」に採択。2019年には、初の地方拠点となる関西支社を開設。また、子会社として株式会社SmartHR Insurance、株式会社SmartMeetingの2社を設立しています。

《s.m》

関連タグ

特集