NYTのQ2業績・・・サブスクは好調の一方でコスト増により減益、2025年に1000万購読者を目指す

New York Timesは第2四半期の決算を発表しました

2019年第2四半期の合計収益は昨年同期比5.2%増の4億3,630万ドルとなりました。広告収益は1.3%増加、その他の収益が29.7%増加しています。

2019年第二四半期は減益…サブスクは順調

営業利益は前年同期間の4,000万ドルから3,790万ドルまで減少、調整後営業利益は5,940万ドルから5,560万ドルまで減少しています。サブスクリプションの収入や、その他デジタル広告などからくる収入を上回るコストの増加が主な原因となっています。

サブスクリプションの収益は購読者の増加によるもので、14.1%増加しています。第2四半期の間に19万7,000人増加、全体で約378万人となりました。うち13万1,000人はデジタルニュースの購読者です。

デジタル広告の収益は13.7%増加した一方で、印刷版の広告収益は8%減少。デジタル広告の収益は収益全体の48.1%(5,800万ドル)を占めています。

雇用増、番組作成などでコストは増加

第二四半期のポイントは「The Weekly」の成功にあります。6月にローンチされた「The Weekly」は、FXやHuluなどで配信されており、NYTのジャーナリズムを新しいオーディエンスに提供する重要な機会です。

一方でコストは上昇傾向にあり、前年同時期の3億7,330万ドルから3億9,830万ドルへと増加しています。主な要因は、ニュースルームの雇用拡大やテレビ番組「The Weekly」に関連するコスト、印刷や広告に関連する人件費や原材料費の増加によるコンテンツコストの増加です。

(C)Getty Images

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