カリフォルニア州で成立した通称、ギグ・エコノミー法は、「Uber」や「Lyft」のドライバーなどを想定し、独立の請負業者ではなく、実質的に雇用状態にあると見なし、雇用関係を結び、必要な保障を付与することを求めています。一方で、メディアで執筆するライターについてもこの対象に含まれるとされています。

2020年からの施行を前に、Vox Mediaの運営するスポーツコミュニティ「SB Nation」は、年明け以降、カリフォルニア州に所在し、フリーランスとして業務に携わっている数百人のメンバーとの業務委託を解消すると声明を発表しました。同社は希望する人には、フルタイムやパートタイムの職に応募するよう求めています。また、報酬はないものの、引き続き「SB Nation」に関与する道もあるとしています。

「SB Nation」は米国各地のスポーツチーム毎に存在する数百ものコミュニティで構成されているメディア。膨大な数のフリーランスが地元のチームのコミュニティマネージャーとして携わって、チームに密着したコンテンツを送り出すというのが特徴でした。

Vox Mediaではカリフォルニア州以外での体制は現状のままとしていますが、カリフォルニア州のチームについては同社のスタッフが取り仕切る形に変更していくとのことです。同社は今年から既に一部地域で実験を進めていて、成功しているとしています。また、フリーランスで携わってきた人たちが引き続きフルタイムやパートタイムとしてVox Mediaに加わって、業務を継続してくれることを望むとしています。