ジモティーがマザース上場承認、月間1000万UUを超えるクラシファイドサイト

日本全国を網羅した地域別の掲示板を提供し、地元での情報交換や不用品のやりとり、求人広告の掲載などのクラシファイドサイト「ジモティー」を運営する株式会社ジモティーが2020年2月7日に東証マザーズに上場することが承認されました。上場時想定時価総額は約54億円で…

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ジモティーがマザース上場承認、月間1000万UUを超えるクラシファイドサイト

日本全国を網羅した地域別の掲示板を提供し、地元での情報交換や不用品のやりとり、求人広告の掲載などのクラシファイドサイト「ジモティー」を運営する株式会社ジモティーが2020年2月7日に東証マザーズに上場することが承認されました。上場時想定時価総額は約54億円で、公募で約4200万円を調達する見込み(一の部 / 有価証券届出書)。

ジモティーは2011年2月創業。同年11月より「ジモティー」の運営を開始しました。主要な機能はユーザーが無料で使用できますが、月間で1000万UUに利用されるというサイト規模を活かしたアドネットワーク広告の配信、中古車など提携サイトへの送客、主に法人向けの有償での投稿機能などが収益源となっています。

前期から黒字化していて、進行中の2019年12月期は第3四半期までで、売上高9億3589万円、営業利益1億5338万円、経常利益1億5225万円、四半期純利益は1億2958万円となっています。主要な取引先としてSupership(全体に占める割合が31.3%)、Google(27.8%)が記載されていて、アドネットワーク広告が主要な収益源であることが伺えます。

主要株主はオプトホールディングが30.68%を保有するほか、NTTドコモが16.22%、インフィニティ・ベンチャーズが2つのファンドを合わせて14.23%、プロトコーポレーションが10.71%、環境エネルギー投資が2つのファンドを合わせて9.51%、FIFULLが4.02%、ジャパンベストレスキューシステムが2.14%などとなっています。代表の加藤氏は8.71%を保有。

《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの業務全般に携わっています。

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