D2C、MaaSの将来性を高評価…「トレンドマップ 2020冬」発表

株式会社日経BPは、マーケティング専門メディアである日経クロストレンドが作成した技術、マーケティング、消費の潮流を見極める「トレンドマップ 2020冬」を発表しました。調査は2020年2月に実施。18年夏、19年冬、19年夏に続く4回目となります。

トレンドマップは、編集部が選定した技術24キーワード、マーケティング25キーワード、消費25キーワードそれぞれを認知する人に、現時点でのそのキーワードの「経済インパクト」と「将来性」を5段階で尋ね、スコアリングした結果です。

調査対象は、日経クロストレンドの活動に助言する外部アドバイザリーボード約50人と、編集部の記者など各分野の専門家。変化が激しい技術、マーケティング、消費の3分野から、中長期的に注目すべきトレンド(潮流)の見極めを目的としています。

2019年夏に行った前回調査と比較したところ、将来性スコアが最も伸びたのは技術が「AR/VR/MR」、マーケティングが「D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」、消費が「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」でした。経済インパクトを見ると、技術は「スマートフォン」、マーケティングは「DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)」、消費は「ジェンダーフリー」が、スコアを伸ばしています。

各分野でスコアを伸ばしたキーワード(2019年夏調査との比較)

将来性では技術「ドローン」、マーケティング「ジオターゲティング」、消費「クラウドゲーム」もスコアを伸ばしています。経済インパクトは技術「AR/VR/MR」、マーケティング「D2C」、消費「サブスクリプション消費」もスコアを伸ばしました。

技術分野

技術の経済インパクト1位は、5点満点中、4.75を獲得した「スマートフォン」でした。スマートフォンは18年夏、19年冬、19年夏の調査でも1位を獲得しています。将来性の1位は、スコア4.64の「AI(人工知能)」で、経済インパクトも3.86と高評価されました。将来性はAIに続き「自動運転」がスコア4.54と高い評価を得ています。また、モノのインターネット「IoT」4.39と、新たな通信規格「5G(第5世代移動通信システム)」4.39が上位に挙がっています。

今回の調査から技術分野では、「都市OS」「遠隔医療」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「バーチャル・ヒューマン・エージェント」の4つのキーワードを追加。このうち、将来性スコアで「都市OS」4.29、「遠隔医療」4.29、「DX」4.19の3つが上位にランクインしています。なお、都市OSは、交通や医療、エネルギー、流通、観光など、様々なデータを分野横断的に収集・整理したデータ連携基盤のことです。

技術分野のトレンドマップ

マーケティング分野

マーケティングの経済インパクト、将来性スコアの1位は、どちらも「EC(ネット通販)」でした。「D2C」は前回行った2019年夏調査から大きく将来性スコアを伸ばし、4.07を獲得しています。なお、D2Cは、顧客に直接商品を販売するモデルのことです。

今回の調査からマーケティング分野では、「SDGs(持続可能な開発目標)」「ファンベース」「アドベリフィケーション」「信用スコア」の4つのキーワードを追加。このうち、「SDGs」は将来性スコア4.17で2位を獲得しています。経済インパクトの2位は、「CRM(顧客関係管理)」がスコア3.5でランクインしています。

消費分野

消費の経済インパクト1位は、スコア3.17の「コト(体験)消費」でした。2位の「キャッシュレス決済」(3.66)は、将来性スコアでも2位(4.40)にランクインしています。

将来性スコアの1位は、スコア4.53を獲得した「MaaS」でした。MaaSとは、あらゆる交通サービスを統合し、1つのスマートフォンアプリを通じてルート検索、予約、決済機能にアクセスできるようにするサービスのことです。

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