トリビューンを巡る億万長者の戦い、悪名高いヘッジファンドから新聞を守れるか?

全米でも有数の規模を持つシカゴ・トリビューンを始め、バルチモア・サン、オーランド・センチネルなど複数の有力紙を抱えるトリビューン・パブリッシングが2月に、ヘッジファンドのアルデン・グローバル・キャピタルへの身売りに合意しました。同社は徹底したコストカ…

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<p> Photo by Scott Olson/Getty Images</p>

全米でも有数の規模を持つシカゴ・トリビューンを始め、バルチモア・サン、オーランド・センチネルなど複数の有力紙を抱えるトリビューン・パブリッシングが2月に、ヘッジファンドのアルデン・グローバル・キャピタルへの身売りに合意しました。同社は徹底したコストカットによって利益を上げると悪名高く、それに抵抗する動きも表面化してきました。

アルデンは既にトリビューンの32%の株式を保有。残りの株式を4億3100万ドルで買い取る事で合意。アルデンは既に200近くの新聞を所有していますが、人員削減や不動産売却によって利益を出す手法で、例えば2010年に買収したデンバーポストは当時230名のスタッフがいたものの、現在では70名にまで減少しているそうです(300万人都市をカバーしているにも関わらず)。


《Manabu Tsuchimoto》

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デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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