米ツイッターは6月3日(現地時間)、同社初の月額制サブスクリプションサービス「Twitter Blue」をカナダとオーストラリアで開始することを発表しました。月額料金はそれぞれ、3.49カナダドル、4.49豪ドルです。その他の地域でのサービス開始タイミングは明らかになっていません。「Twitter Blue」では、さまざまな追加機能を利用することができます。
「Twitter Blue」で利用できる新機能
ツイートのプレビュー・取り消し
[MMS_Paywall]
「ツイート」ボタンを押した直後、投稿が公開される前に最大30秒間、内容をプレビューして確認することができ、修正したい場合には投稿を取りやめることが可能となります。投稿が完了するまでのタイマーは、ユーザーが自由にカスタマイズすることが可能です。フォロワーを多く抱え、ツイートの影響力が大きいアカウントで特に有効な機能でしょう。

ブックマークフォルダでツイートの整理が可能に
Twitterにはブックマーク機能がありますが、これまではフォルダを分けて管理することができませんでした。「Twitter Blue」ユーザーは、ブックマークフォルダを「面白い」「映画/本/ポッドキャスト」「買いたいもの」のように複数作成し、ツイートを保存・整理することが可能となります。

Reader Mode(リーダーモード)
Twitterには280字(日本語は140字)という字数制限がありますが、「スレッド」機能を用いてツイートを繋げ、疑似的に長文を投稿することができます。リーダーモードでは、連続するスレッドを読みやすい形で表示することで、シームレスに読むことができるようになります。

アプリアイコン、テーマのカスタマイズ・専用カスタマーサポート
端末のホーム画面に表示するアプリアイコンやアプリのデザインテーマをカスタマイズや、加入者専用のカスタマーサポートの利用が可能です。
日本では350円で提供か
現在、カナダとオーストラリア以外の国と地域で「Twiter Blue」が提供される時期は公表されていませんが、日本のApp Storeでは「Twitter Blue」が350円で提供されるとの表示が確認できます。

待望のサブスクリプションサービスの提供がついに発表されましたが、先日同社が買収した、広告を非表示化するサブスクサービス「Scroll」の機能についての発表はなく、「Twitter Blue」はあくまでいくつかの便利な機能を追加するものです。今年4月末の1Q業績発表で広告事業が好調であることを発表していたツイッターにとっては、今後もしばらくは広告がメインの収益源となると思わ