コミュニティは「手段」ではなく価値そのもの、NewsPicksのコミュニティマネージャーに聞く

Media Innovationの5月特集は「熱いコミュニティの作り方」。ユーザーと直接繋がる事が重視される昨今のメディア業界では、「コミュニティ作り」がテーマとなっています。とはいえ、その成功事例が少ないのも事実。特集では先駆者へのインタビューからメディアにおけるコミュニティ作りについて掘り下げます。

ユーザーが参加し、一緒に作っていく「ソーシャル経済メディア」という概念を生み出したNewsPicksの勢いが止まりません。話題のテーマを掘り下げた特集、動画やライブイベント、書籍など多様なコンテンツで「新しい経済」を身近なものにしていっています。

そんなNewsPicksの核となっているのがユーザーの参加です。全ての記事にはコメント欄が用意されていて、そこに投稿されるコメントによってニュースの理解が深まり、興味を増幅させるという構造になっています。

成長を続けるNewsPicksのコミュニティはどのように作られているのか、同社でコミュニティチームを率いるコミュニティマネージャーの佐藤裕美氏にお話を聞きました。

佐藤 裕美
NewsPicksコミュニティマネージャー
大手メーカーの広報を経て、and factoryに入社。広報としてベンチャーの創業期から上場を支える。2019年よりNewsPicksコミュニティチームにジョイン。

―――どういうきっかけでNewsPicksのコミュニティチームに加わったのでしょうか?

もともと企業広報をやっていて、2社でコーポレート、事業、プロダクトのPRをやってきました。3児の母でもあるのですが、子育てをしながら仕事をする難しさも感じていて、ワーママが集まるコミュニティの運営にも携わっていました。そこでの経験で、同じような悩みを持つ人達がコミュニティに参加し、多様な視点に触れる事で変わっていく様子を目の当たりにしました。PRはrelation構築のためのコミュニケーションデザインだと考えていますので、その観点からもコミュニティは非常に面白いと感じました。

それでコミュニティに興味を持って、縁があってNewsPicksのコミュニティマネージャーとして2019年に加わる事になりました。NewsPicksのユーザーだったという事もありました。

―――NewsPicksのコミュニティチームのミッションを教えてください

NewsPicksは、ビジネスパーソンの「発見と理解の欲求」を満たす場でありたいと考えています。コミュニティに属する事で、知らなかったニュースを発見する、他の人のコメントでより深く理解する、そんな知的欲求を満たせる場にするというのは、コミュニティチームが目指す姿です。「コミュニティ」が手段ではなく、価値そのものであることがNewsPicksの特徴だと思います。

実際のコミュニティチームの仕事としては、コミュニティに積極的にご参加いただけるようなイベントの企画などPicker(ユーザーの皆さん)とのコミュニケーションや、誹謗中傷などを防ぎ心理的安全性の高いコメント欄にするためのルール作り、問題ある発言への対処などがあります。

「プロピッカー」と呼ばれる専門的な知識や経験を有するユーザーさんとのコミュニケーションも担当しています。

―――NewsPicksの価値はコミュニティだということですね

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Manabu Tsuchimoto
Manabu Tsuchimoto
デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。

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