現地時間13日、米国の日刊紙ワシントン・ポストは同紙の主要ニュースレター「202ニュースレター」シリーズのアップデートを行いました。その詳細をアクシオスが報じています。
アップデート後のニュースレターは、読者にとって理解しやすく、個性を重視したものになるとのことです。具体的には、早朝のニュースレターの語数は現行の約2000語から1400~1500語へ、深夜版の語数は約3400語から約2400語程度へと削減され、「読者に最短の形式で最高品質のジャーナリズムを提供する」としています。
同時に、著者や編集者と読者の間の双方向のコミュニケーションを活性化するキャンペーンをニュースレター内で開催していくとのことです。
早朝のニュースレター「Power Up」は、「The Early 202」という名前に変更されます。これは、Power UpのライターであるJackie Alemany氏と、「ポリティコ」出身のTheo Meyer氏が共同で執筆。Meyer氏は、政治分野の取材経験が豊富な記者で、議会や政府機関、裁判所などのカバー範囲をさらに強化するとしています。
また、新たに気候変動などのテーマを専門に扱うニュースレター「The Climate 202」を立ち上げ、最新のトレンドや読者のニーズの変化へ対応するとのこと。
「202ニュースレター」担当編集者のRachel Van Dongen氏は、競争がますます激化するニュースレター分野で、同社がどのように競争力を維持していくのかを聞かれ、「競合他社との差別化を図る最大の要因は、我々がワシントン・ポスト社であり、クラス最高の政治記者を擁していることです」と答えています。