米メレディスをデジタルメディア企業ドットダッシュが買収・・・両社のデータを組み合わせデジタル戦略加速

現地時間10月6日、米メレディス・コーポレーションは、同社のデジタル事業および雑誌事業部門を、米メディア大手IAC傘下のデジタルメディア企業ドットダッシュが買収することを発表しました。

ドットダッシュは、1株あたり42.18ドルの現金でメレディスを買収。取引は2021年末までに完了予定です。買収後の企業名は「ドットダッシュ・メレディス」となります。

メレディスの雑誌部門は、「PEOPLE」や「Better Homes & Gardens」などの人気雑誌・デジタルメディアを出版しています。同社はデジタル分野に注力するため、今年5月にテレビ局部門を同業のグレイ・テレビジョンへ売却することを発表していました。

一方のドットダッシュは、IACが2012年にニューヨーク・タイムズ社から買収した企業で、健康・ウェルネスの「Verywell」や金融情報の「Investopedia」などのウェブサイトを運営しています。2020年、同社の売上高は2億1,400万ドル、調整後利益は6,600万ドルで、17四半期連続で2桁の収益成長を達成するなど急速に成長しているデジタルメディア企業です。

今回の買収により、それぞれが持つコンテンツ力とリーチ力(プレスリリースでは「米国女性の95%を含む1億7,500万人のオンライン消費者に毎月リーチする」と説明)が統合され、米国最大級のパブリッシャーになるといいます。

また、メレディスが持つ膨大なファーストパーティ・データや広告主との深い関係と、ドットダッシュが得意とするEコマース、マーケティングに関する専門知識が融合。過去12か月間で、両社の広告収入は合わせて10億ドル以上に達しており、Eコマースでは小売店パートナーの10億ドル以上の売上に貢献しているといいます。

メレディスの会長兼CEOであるトム・ハーティ(Tom Harty)氏は、同社のデジタルビジネスが急速に成長しており、同社史上初めて雑誌の売上高を上回ったと説明。続けて、「メレディスの有名なクロスプラットフォーム・ブランド、クリエイティブ・コンテンツ、ファーストパーティ・データと、ドットダッシュのデジタルファースト・ブランドの組み合わせは、業界に大きな変化をもたらします。これほどまでにプレミアムなメディア資産のポートフォリオを一つ屋根の下で見ることができる場所は他にありません。我々は、メレディスのデジタルの未来を加速させるために力を合わせることに興奮しています」と述べています。

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【10月12日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

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