メディアコングロマリットの米バイアコムCBSは現地時間10月13日、NFT市場に参入することを発表しました。NFT企業の米RECURと戦略的パートナーシップを締結し、ファンに焦点を当てたプラットフォームを2022年に開設する予定です。
2021年初頭に設立されたRECURは、これまでに約5,500万ドル(約62億7,000万円)を調達し、デジタル商品やNFTをファンが購入・収集・取引できるエクスペリエンスを設計および開発してきたとのことです。今回両社は、バイアコムCBSが有する消費者向けブランドのNFTをファンが購入・収集・取引できるプラットフォームを構築するとしています。
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対象となるブランドはBET、コメディ・セントラル、MTV、ニコロデオン、パラマウント・ピクチャーズ、ショウタイム・ネットワークスなど。具体的にどのIPが対象となるかは明らかになっていませんが、『スポンジ・ボブ』といったバイアコムCBSを象徴するような人気キャラクターのNFT化にも期待が高まっています。
このプラットフォームでは、ピア・ツー・ピアのエンゲージメントを促進し、ユーザーが新たな体験をするための革新的な方法を提供する意向を示しています。また、RECURのチェーンにとらわれないアプローチにより、クレジットカードやデビットカードによる米国内のほとんどのデジタル決済に対応する予定です。
バイアコムCBS ・コンシューマー・プロダクトのPam Kaufman社長は、NFT市場への参入について次のように述べています。
「何世代にも渡って愛されている象徴的な作品に後押しされ、成長するメタバースにおいて、当社の消費者向けブランドの存在感をさらに強めることができ、とても嬉しく思っています。RECURと協力して当社のIPに特化したNFTプラットフォームを構築することで、熱心な収集家も初めてNFTを購入する人も、お気に入りのフランチャイズの一部を所有する機会を得られるで