大きなうねりや動きを自ら創り出す、メディアインキュベート・浜崎社長・・・メディア業界2022年への展望(4)

今年もメディア業界は様々な事がありました。Media Innovationではいつもお世話になっている業界関係者の皆様に「2021年の振り返りと、2022年のメディア業界」というテーマで寄稿をお願いしました。年始にかけて順次掲載して参ります。いろいろな振り返りから、皆さんが2022年を考えるきっかけにしてもらえればと思います。

Media Innovationの運営メンバーで株式会社メディアインキュベートの代表取締役社長、KODANSHAtech合同会社のRelational Directorの浜崎が、メディア業界の2021年の振り返りと2022年への展望をお話させていただきました。

浜崎 正己
株式会社メディアインキュベート 代表取締役社長、KODANSHAtech合同会社 Relational Director
出版社を中心にデジタル化、新規事業に取り組み、その他にもラジオや新聞関連のデジタル化に取り組む。メディア起点で事業創造に取り組もうと奮闘しており、従来のメディアと言われなかったものもメディアと再定義し、事業開発に取り組む。Media Innovationではピッチイベントや、盛り上げ隊長として活動。

今年のご自身の仕事を振り返っていかがだったでしょうか?

昨年は「ファンクラブと共創」みたいなことを言っていたのですが、そういった流れはたしかにより加速したように思います。ただ反省としては、そういった橋渡しだったり、情報提供が主になりすぎてないか、という風に振り返っています。

自分はあくまでプレイヤーであり、評論家ではありません。イベント屋さんでもありません。全体を俯瞰して、目の前、何をしていくべきか、指し示していくことはとても重要ですが、もっともっともっとアグレッシブに自信がチャレンジしてもよいのではないかと思いました。

前半はClubhouseなどにチャレンジし、コミュニティづくりと共創は意識して推し進めてきましたが、それだけでは当然ながら事業は作られず、もっと本腰を入れてあらゆるものを推し進めていく必要があるように感じています。ただ顔を出し、情報を知り、理解をしやすい環境にいるのではなく、もっと自らが挑戦するべきだという風に考えています。ピッチイベントも大事ですし、人を繋ぐことや場を作るのは確かに大切ですが、きっちりと形にしていきたいです。

今年一番注目した出来事は何だったでしょうか?

DONUTS社によるOBCラジオ大阪との資本業務提携や、RayやandGIRL、mamagirlの事業譲受、そして、Zipperの復刊です。私のやりたかったことがまさに実現されていくのを目の当たりにしました。メディアを起点とした事業モデルの構築は、理想とするところであり、非常に気になる動きでした。

またNFT、ブロックチェーン関連は関心がありますし、ファンビジネスについては強い興味があります。そういう意味でも琉球アスティーダの動きは、学ばせていただいておりますし、メディア的活動をもとに事業を作っている点も大変参考にさせていただいています。日本のプロスポーツチームで初めての上場ということで、非常に注目を集めた企業ナノではないでしょうか。

後は、SPACと合併し上場予定の米フォーブスの動きもとても気になります。日本国内でSPACの行方はどうなっていくのか、今後も注視したいと思います。

2021年の出来事で、今後の焦点となりそうな事は何だと思いますか?

LINE Blockchain はとても気になっています。NFTについても先進的な企業はどんどんとチャレンジし、先行していっているように思います。ただ、それがもっとマス化していくキーとなる企業はどこなのか。非常に関心があり、LINEの影響力は大きいのではないでしょうか。

mixiとDapper Labsの提携 もどうなっていくのか、とても関心があります。琉球アスティーダでも触れましたが、スポーツビジネスとトークンエコノミーの掛け合わせは可能性が大きいように感じており、日本市場においても動向は気にかかっています。こういった動きに先手先手で出版社、ラジオ局、新聞社、テレビ局などがどう対応していくのか。今後も見ていきたいと思います。

2022年への意気込みを聞かせてください

「メディアの事業開発、メディアで事業開発」を意識してきましたが、それを一気に分かりやすい形で見せていかないといけないかな、と思っています。自社で運営する「こどものミライ」などは、社会課題解決型のメディアとして、ムーブメントを起こすような形でブランディングしていけるかな、と構想しており、コミュニティも形成しようとしています。

他にもいくつか仕込んでいますが、メディア自体のブランドを他事業へ展開していくか、質にもこだわりながら量を多く挑戦していきたいと思います。そして、何よりも2022年は定量的な部分に拘って、事業展開していきたいと考えています。大きなうねりを、動きを自ら創り出し、メディアの可能性を拡張していきたいです。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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浜崎 正己
メディアの立ち上げと運用を支援する(株)メディアインキュベート の代表。1988年千葉県生まれ。Twitter : https://twitter.com/masaki_hamasaki

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