サイバーエージェント、映像制作に参入 日本発コンテンツを世界へ

サイバーエージェントは1月12日、コンテンツスタジオ「BABEL LABEL」を連結子会社化し、映像制作に参入すると発表。映画や幅広いプラットフォーム向けのドラマを制作し、世界輸出を目指す。 BABEL LABELは日本アカデミー賞最優秀作品賞「新聞記者」の藤井道人監督などが…

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サイバーエージェントは1月12日、コンテンツスタジオ「BABEL LABEL」を連結子会社化し、映像制作に参入すると発表。映画や幅広いプラットフォーム向けのドラマを制作し、世界輸出を目指す。

BABEL LABELは日本アカデミー賞最優秀作品賞「新聞記者」の藤井道人監督などが所属。社名や組織は維持する一方、プロデューサーの採用を強化。大型企画の開発や、サイバーエージェントによる制作費への投資も進める。

サイバーエージェントは2016年にネットテレビ局「ABEMA」をスタートし、週間アクティブユーザーは1,303万人(2021年9月現在)。2021年9月期のメディア事業は売上高828億円に対し151億円の営業赤字だった。

ABEMAの配信コンテンツは提携するテレビ朝日グループや外部に頼ってきたが、Netflixなどと同様、制作にも乗り出す。自ら手がけた高品質な日本発コンテンツを世界市場に売り込み、収益力を強化する狙いだ。

BABEL LABELはNetflix独占で「新聞記者」ドラマ版を制作し、今月から配信される予定。今後もABEMAに限らず様々なプラットフォームを通じて世界展開を図る。

(記事提供元: 経済をシンプルに解説するStrainer)

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