米トレードデスク、広告主とパブリッシャーを直接繋げる「OpenPath」を開発

クリエイターや広告主向けのプラットホームで、カスタマイズされたデジタル体験を可能にしている米国トレードデスク社は、新製品「オープンパス(OpenPath)」をプレミアム広告在庫への直接経路として、広告主に提供することを発表しました。

このOpenPathは現在、ReutersやThe Washington Post、USA Today Networkなどの大手パブリッシャーを含む、北米のローンチパートナーとクローズドベータを行なっています。パブリッシャーは広告費の約50%しか得ることができず、残りは1550億ドル規模のいわゆる中間業者が得ている現状であり、3つの研究の結果、OpenPathはこの売り手を買い手のギャップを埋める可能性を秘めているとしています。

CafeMediaの販売および戦略担当エグゼクティブバイスプレジデント、レイチェル・パーキン氏によると、OpenPathは1つの技術パートナーを通じて広告主とパブリッシャーを直接結びつけるように設計されているもので、それぞれが個々のパートナーを使用する代わりに、トレードデスク社が両方の技術パートナーとして機能するとしており、現在3,500以上のパブリッシャーを代表するCafeMediaだけでなく、The Hillなど数百のパブリッシャーを代表するNexstarなどの企業が、このOpenPathを支持しています。

またトレードデスク社CEOのジェフ・グリーン氏は、OpenPathは最高のデジタル広告枠への透明かつ客観的なアクセスを提供することを目標に、広告主の競争条件を平等にすることを目指していること、またOpenPathをローンチした際には同プラットフォーム上でGoogle Open Biddingを無効にすることを明らかにしました。トレードデスク社は、Googleが 「Google Open Bidding」 を利用することで起きた最近の反トラスト法違反訴訟に対し、反競争的なサイド・ディールや市場操作はイノベーションとはみなすことはできないとして、こうした動きに終止符を打つとしています。

トレードデスク社はOpenPathの立ち上げにあたって、同社がプログラム広告の需要サイドに完全にコミットする側であり、供給サイドに入るものではないことを強調しており、またOpenPathは広告主がパブリッシャー在庫を選択するためのパイプにすぎず、トレードデスク社はその他の付加価値サービスには関与しないと述べています。

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