米Gizmodoなどの労使団体が4日間のストライキで労使交渉を妥結・・・ベアや昇給保証などを勝ち取る

2022年3月6日、Gizmodo、Kotaku、Jezebelなど元Gizmodo Media Group(GMG)のメンバーから構成されるGMGユニオンは、4日間に渡るストライキを行い、親会社であるG/Oメディアと労使交渉を妥結したことを発表しました。労使交渉の結果、年収ベースで最低7,000ドルのベア、毎年3%の昇給を保証などの給与面の待遇改善だけでなく、採用面接の時点で社会的少数派の候補者を40%目標とすること、45,000ドルのダイバーシティ予算確保なども勝ち取ることができたようです。

GMGユニオンとは

GMGユニオンとは、元々Gizmodo、Kotaku、Jezebelなどを運営していたGizmodo Media Groupのメンバーからなる労使団体です。2019年にGreat Hill Partnersと呼ばれるファンドによってGMGはG/Oメディアとして再編成されましたが、元GMGのメンバーたちによってストライキ活動を行うために立ち上げられました。また、同団体はアメリカ東部ライター連合(WGAE)のメンバーでもあります。

4日間にわたるストライキ

GMGユニオンは3月1日、親会社のG/Oメディアが労働者側の要求への歩み寄りがなく、交渉が決裂したとしてストライキの決行を宣言しました。ストライキに関して、クラウドファンディングのGoFundMeでも寄付が呼びかけられることにもなりました。

そして、ストライキは4日目に経営側との妥結が発表され、勝利宣言が同団体からなされることで終わりを迎えました。同団体の代表は、ホームページにてSNSで声を上げて応援してくれた人々、GoFundMeで寄付をしてくれた人々に対して感謝を述べています。GoFundMeで集まった寄付の総額は約83,000ドルに上り、この寄付金はストライキのために労働を控え、給与を見送った人々に送られると述べています。

労使交渉で勝ち取ったもの

今回の労使交渉でGMGユニオンが勝ち取った主な権利は下記になります。

  • 最も下の職位で7,000ドルのベースアップかつ従業員全員が契約年数ごとに1,000ドルの給与アップ
  • 全従業員が年3%の昇給を保証
  • 15週間の育児休暇を取得
  • 最低12週間の解雇手当
  • WPATHに準じたトランスインクルーシブなヘルスケア
  • 監査がなされ、透明性のあるダイバーシティ関連の予算45,000ドル
  • 採用面接の時点で社会的少数派の候補者を40%とする努力目標
  • 編集の独立性についての文言を強化し、経営層はG/Oメディアの編集方針だけでなくプロジャーナリスト協会(SPJ)の倫理規範にも遵守するよう求められる

従業員の待遇改善だけでなく、社会的少数派を助ける内容にもなっていることが分かります。

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