AIは地方紙にとって光明か、コンテンツの氾濫に警鐘も・・・2023年のジャーナリズム予測(1)

ハーバード大学のジャーナリズム研究所「ニーマンラボ」が”2023年のジャーナリズムを予測する“というタイトルで、膨大な研究者による予測記事を公開しています。ちょっとやそっとでは読みきれない数の記事が公開されていますが、ここでは幾つかの観点からチェックして…

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AIは地方紙にとって光明か、コンテンツの氾濫に警鐘も・・・2023年のジャーナリズム予測(1)
  • AIは地方紙にとって光明か、コンテンツの氾濫に警鐘も・・・2023年のジャーナリズム予測(1)
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ハーバード大学のジャーナリズム研究所「ニーマンラボ」が”2023年のジャーナリズムを予測する“というタイトルで、膨大な研究者による予測記事を公開しています。ちょっとやそっとでは読みきれない数の記事が公開されていますが、ここでは幾つかの観点からチェックしてみたいと思います。

まず最も多くの研究者が取り上げているAIがジャーナリズムに与える影響についてです。

今年はジェネレーティブAI(コンテンツを生成する)が強烈な印象を与えました。ChatGPTのような対話型のインターフェイスで、生成される文章の質に驚いた方も多いでしょう。記事でもChatGPTに触れるものが多くありました。

ChatGPTに「AIはジャーナリズムにとって光明か?」と聞いてみました

苦境にある地方紙を救うか?

「中小の報道機関にとっては多くの時間を節約し、取材や地域住民との交流に時間を割くことができるようになるはず」と述べたのはモントクレア州立大学のジョー・アディティス氏です。「公開された会議や文章の要約、ニュース記事からのツイートやソーシャル投稿の作成、放送の原稿作成、様々な見出しのバリエーション提案まで、ボタンをクリックするだけで瞬時にできるようになれば、人材やリソースが不足している報道機関にとっては画期的です。公文書の請求や取材のメールも同じようにできるでしょう」


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの業務全般に携わっています。

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