「ラジオ業界の発展にもつながる”ラジオDX”の形を確立」TOKYOFM・嶋裕司氏・・・2023年のメディア業界展望(9)

2023年はメディア業界にとってどのような一年になるでしょうか? Media Innovationに縁を持っていただいた皆様に、2022年の振り返りと、2023年に向けての展望を伺いました。

2001年にエフエム東京へ入社し、営業局勤務後、現在、執行役員デジタル戦略局長として、TOKYO FMのデジタル戦略の推進役を担う。
同社が運営する音声プラットフォーム「AuDee」の運営や、外部企業との連携によるデジタル関連の商品開発や収益拡大に取り組んでいる。

2022年の仕事をふりかえってみて、いかがでしょうか?

TOKYO FMは2020年から「ラジオ局からオーディオコンテンツ事業者へ」と標榜し、いわゆる「ラジオDX」の推進で事業成長の持続を目指している。

今年は、「音声コンテンツ」の自社プラットフォーム「AuDee」で配信しながら、「動画配信」、「メタバース」等、収益化の多様性が拡大した。

そのような多様性を推進する上では、Twitter社やSpotify社、NTTコノキュー社、Meta社等、パートナー企業との事業連携により「新しい価値の創造」を実感している。

2022年のメディア業界で印象に残ったことを教えてください

TOKYO FMが首都圏ラジオ聴取率調査にて12歳~69歳の全世代で、4期連続首位を獲得できたことは開局以来初の快挙。

サッカーW杯の全試合がAbemaTVで配信され、これまでの地上波TVでの観戦から、サッカーの観戦の仕方が変わった。同社の配信により、「解説」がエンターテイメント化したことを感じた。

本田圭佑氏の解説を聴きたくて同じ試合でも、AbemaTVで試合を観戦した多くのファンがいたことは、これまでにはないメディア業界での出来事といえる。

2023年のメディア業界、ご自身の取り組みたい仕事について教えてください

TOKYO FMで「ラジオDX」を推進し、企業としての成長を持続させるだけでなく、JFNネットワークやラジオ業界の発展にもつながる「ラジオDX」の形を確立させていきたい。

そのためには、「AuDee」を主軸とした「音声コンテンツ」事業の拡大を実現させながらも、パートナー企業との連携により「動画」、「WEB3.0」を活用してリスナーとのつながりを発展させながら、進化したラジオメディアの新しいビジネスの形を構築していきたい。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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浜崎 正己
浜崎 正己
メディアの立ち上げと運用を支援する(株)メディアインキュベート の代表。1988年千葉県生まれ。Twitter : https://twitter.com/masaki_hamasaki

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