凸版印刷、ICIを連結子会社化…医療ビッグデータの利活用を推進

凸版印刷株式会社は、医療ビッグデータ活用を進めるICI株式会社を連結子会社化し、医療ビッグデータの利活用の更なる推進と、新たなヘルスケアサービスの創出を加速すると発表しました。

同社は、次世代医療基盤法に基づき、医療情報の収集、統合、匿名加工、提供を行うICIと2019年に資本業務提携契約を締結。共同で、電子カルテデータの匿名加工、データベース構築を推進してきました。2023年1月31日に同社は、ICIが新規発行する株式を追加取得し、連結子会社化。ICIと連携を強化させます。

両社は今回の追加出資により、電子カルテデータベースの強化と、データ分析ツールの更なる拡充によって品質を向上し、より効果的な医薬品開発や治験モデルの構築、個別化医療の実現に貢献していきます。

期待されるシナジー

期待されるシナジーには、「医療機関にも価値を還元するための新たな病院分析ツールの開発」「データ品質向上に向けたデータ加工技術の強化」「電子カルテデータの取扱量増加に向けた基盤の構築」が挙げられます。

電子カルテデータの分析は、これまで医療機関単位で個別に分析されていましたが、同社とICIで今後、複数の医療機関の電子カルテデータを集約した医療ビッグデータを参照できるようにします。

また、これまでデータ品質向上のためのクレンジングを同社とICIのそれぞれで実施していましたが、両社でデータ品質を一元管理。さらに高品質なデータを目指します。

これまでICIが単独で行ってきたデータ収集は、同社も共同で収集し、データ取扱量の増加を目指します。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

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