サブスクの利用率がレンタルを逆転…映像メディアユーザー実態調査

株式会社フィールドワークスと映像メディア総合研究所合同会社は、映像視聴メディア・サービスのユーザー利用実態を調査・分析し、「映像メディアユーザー実態調査 2020」レポートを発表しました。調査対象は、全国の13~69歳の男女です。 調査を行ったメディア・サービ…

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株式会社フィールドワークスと映像メディア総合研究所合同会社は、映像視聴メディア・サービスのユーザー利用実態を調査・分析し、「映像メディアユーザー実態調査 2020」レポートを発表しました。調査対象は、全国の13~69歳の男女です。

調査を行ったメディア・サービスは、映画興行、無料テレビ放送、有料テレビ放送 DVD・ブルーレイのレンタル DVD・ブルーレイの購入、無料動画サービス、定額型動画配信(SVOD)、レンタル型動画配信(TVOD)、デジタルデータでの動画販売(デジタルセル)です。

映像メディア・サービスの利用率

映像メディア・サービスの利用率を調べたところ、2019年に過去最高の興行収入2611億円(前年比117.4%)をあげた「映画館」は、前年の43.5%から3ポイント増加。今年の利用率は46.5%となっています。

映像ホームエンタテインメントを見ると、「有料テレビ放送」は16.1%と前年並みながら、定額制見放題の「SVOD」が前年から4ポイントほど増加して18.2%となりました。有料テレビ放送とSVODを合わせた「サブスクサービス」の利用率は前年から3.7ポイント増加して29.3%となっています。「DVD・ブルーレイ レンタル」と「TVOD」を合わせた「レンタルサービス」の27.6%を上回ったことにより、レンタルとサブスクの利用率が初めて逆転しました。

有料動画配信サービスの利用率

次に、有料動画配信サービスの利用率を調査。「Amazon プライム・ビデオ」はプライム会員の特典としての位置づけであるため、回答者全体の利用率では「無料の意職で利用している人」も含めた割合と、「有料の意識で利用している人」の割合とを分けて集計しています。

まず、「Amazon プライム・ビデオ」の無料の意識も含めた利用率を見ると、前年から3.5%伸長。回答者全体の16.3%となりました。有料の意識での利用者に絞った利用割合では、回答者全体の10.1%となっています。

母数を有科動画配信サービス利用者に置き換えると、「Amazon プライム・ビデオ」は前年の48.2%から3.4ポイント伸長し、51.6%となりました。今回、初めて利用者の5割を超えています。有料の動画配信サービスを見ると、「Netflix」が14.1%となり回答者全体の2.8%の利用割合となったことで、配信専門サービスのなかでは最も利用されているサービスとなりました。

《s.m》

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