おはようございます、Media Innovationの多賀です。白血病を克服した水泳の池江璃花子選手の日本選手権優勝は、日本中を感動させましたね。五輪開催についての議論が渦巻く中ですが、率直に「オリンピックで見たい」と思わせてくれるニュースでした。
「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。
目次
4月6日の注目記事チェック
まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。
存在感増す「広告型動画配信」サービス。広告費のテレビ離れを促進:eMarketerレポート (Business Insider)
インサイダー・インテリジェンスによる調査レポート「広告型動画配信サービス・エコシステム(AVOD Ecosystem)」のプレビュー版です。既に指摘されていることではありますが、米国におけるOTT広告市場は急成長し、従来型のテレビ広告からインターネット動画配信プラットフォームへの移行がさらに加速する見込みとされています。無料で視聴できる広告型や、広告とサブスクのハイブリッド型など、バリエーション豊富なサービスによって、米国の特徴でもあるケーブルテレビへの加入率も減少傾向に。
日本においては、テレビ局によるネット配信サービスの充実が進みつつ、新サービスの参入は落ち着いている印象ですが、米国ではParamount+が参入するなど、新興勢力が活発。日本への上陸が期待されているサービスもいくつかあり、動画最新サービス市場の動向には今後も注目です。
ブルームバーグレポーターがインサイダー取引に関与したと報じられる (Columbia Journalism Review. 英文)
インサイダー取引などの疑いで起訴された男について、起訴状で「ある金融ニュース機関」に掲載された記事と密接な関係があったとされており、記載されているものは米ニュースメディア ブルームバーグの記事と一致。全ての記事で著者とされているEd Hammond(エド・ハモンド)という1人のレポーターが、この不正取引に関わっていたと報じられています。同社は現在、この件に関して「調査中」とのこと。
ロシア、米巨大IT企業に罰金訴訟 ネット統制強化が鮮明に (産経ニュース)
5.33億人のFacebookユーザーの電話番号を含む個人情報、犯罪フォーラムで公開 (ITMedia)
4月6日のMIオススメ記事
ここからはMIに掲載された記事を紹介します。
パブリッシャーにおけるデータ活用、データをワークフローや意思決定へ活用するためには?【会員限定】
ニュースルームの「データ活用」とはどういうことでしょうか。調査によれば、多くのニュースルームでは分析ツールによるコンテンツ分析にデータを使っている一方で、意思決定や戦略立案等にはまだあまり活用していない様子。記事中で紹介している「『データ活用』という単語が使われないほどにデータが自然にワークフローや意思決定に使用される状態を目指すべき」という、データ活用の理想を的確に言い表した主張は、スポーツや格闘技の練習のようで興味深い表現です。
トリビューンを巡る億万長者の戦い、悪名高いヘッジファンドから新聞を守れるか?【会員限定】
ヘッジファンドのアルデンが2月に米新聞社トリビューンを買収したことで、アルデンによる徹底したコストカットを心配する声が内外から上がっています。ジャーナリズムを守ろうと、投資家たちが次々とトリビューンをアルデンから取り戻そうとする動きを見せており、近いうちに大きな動きがありそうです。
グーグル、クッキーに代わる広告ソリューション「FLoC」の試験運用を開始・・・その仕組みとは?【会員限定】
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デジタル広告の品質を認証する機関「JICDAQ」設立・・・3つの広告関連団体が共同で
Minute Media、ザ・プレーヤーズ・トリビューン日本版をローンチ・・・アスリートが自身の言葉で発信するメディア
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本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!
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