おはようございます、Media Innovationの多賀です。またしても、全国で新型コロナウィルスの感染が悪化してきてしまいました。経済的にも精神的にも疲労感が感じられますが、被害を最小限に抑えることができるでしょうか。
「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。
目次
4月20日の注目記事チェック
まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。
「科学を伝える言葉」は、いかにインフォデミックに抗ったのか:サイエンスジャーナリズムからの報告者たち#1 (WIRED)
新型コロナウィルスの流行と共に世界的に問題となったのが「インフォデミック」、つまりデマや噂を含む大量の情報が社会に蔓延する現象です。インタビューを受けているカムシ氏は、サイエンスジャーナリストとして長期的な視点で情報を発信してきた経験を踏まえ、「いくら言葉を重ねても、ひとつの記事では世界は変えられないということを、身をもって感じた」と語ります。
人々が自分で情報を取捨選択するこの時代において、ジャーナリズムが直面した「限界」をどのように乗り越えればよいのでしょうか。
スイスの富豪ハンスユルグ・ウィス氏がトリビューンの買収を断念 (New York Times 英文)
徹底したコストカットで悪名高いヘッジファンドのアルデンに買収されることが決まっている米出版大手のトリビューン・パブリッシングについて、ホテル経営者のスチュアート・バイナム氏と共に買収を提案していたウィス氏が、トリビューンの財政調査を受けて買収を断念したと報道されています。バイナム氏は引き続き買収を狙っているとのこと。ジャーナリストたちの命運に注目が集まっています。
中国発のファストファッション「Shein」が圧勝。世界のソーシャルメディアを席巻した「10のブランド」 (Business Insider Japan)
米国の政治広告、コネクテッドTVへの出稿が増加 (Axios 英文)
4月20日のMIオススメ記事
ここからはMIに掲載された記事を紹介します。
サブスタック、ローカルニュースを支援するプログラムを発表・・・ライターへの経済的支援など【会員限定】
新たなプログラム「サブスタックローカル」では、審査を通過したライター30人が、プロフェッショナルからの指導や経済援助などのサポートを受けられるとのこと。また、プログラムの一環としてニュージーランドで出版物を立ち上げるなど、低迷するローカルニュース業界に活気をもたらそうという動きを見せています。
TikTokとNowThisが共同で新型コロナに関するライブショー「VIRAL」を開始・・・パブリッシャーとの共同制作はTikTok初【会員限定】
若年層を中心に、複数のソーシャルメディアで多くのフォロワーを抱えるNowThisが、新たな取り組みを開始します。専門家が新型コロナウィルスにまつわる情報を解説するという信頼性と、TikTokを活用したリーチ力により、若い世代の感染拡大防止やメディアリテラシーの向上に良い影響を与えることが期待されます。
米新聞社Lee Enterprisesが取り組むデジタルトランスフォーメーション【会員限定】
Lee Enterprisesが、デジタルトランスフォーメーション、成長戦略に関する最新情報を公開しています。同社は、リーチの拡大や質の高いコンテンツの提供、広告主向け機能の強化など、多様なDX戦略で成長を目指しており、既に大きな手ごたえを感じているようです。
ベクトルの通期業績、スマートメディアがオウンド注力等で黒字化
レビューサービス「Filmarks」運営のつみき、NFT領域でクオンと提携・・・コンテンツホルダーのNFT活用を支援
アイモバイル、iOS14のIDFA取得のオプトイン必須化に対する「広告収益の低下対策」無償サポートを実施
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本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!
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