現地時間12日、英オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所(Reuters Institute 以下、ロイター研)は、ジャーナリストやニュースルームのリーダーが、気候変動に関する報道方法を変革することを目的としたプロジェクト、「オックスフォード・クライメート・ジャーナリズム・ネットワーク(the Oxford Climate Journalism Network)」を立ち上げたことを発表しました。
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気候変動問題の理解を促進し、課題解決を目指す
ロイター研は、近年、世界中のニュースメディアにとって重要なトピックの一つとなっている気候変動・環境問題について、「すべてのメディア組織のジャーナリストや編集者が、この問題をカバーするための能力を備え、それが地域的にも世界的にも何を意味するのか、またビジネスや政治など他の分野とどのように絡み合っているのかを理解し、人々に気候変動の現実とそれに対する我々の対応を理解してもらうことが重要」と指摘しています。
オックスフォード・クライメイト・ジャーナリズム・ネットワークは、世界的な専門家による情報へのアクセスや意見交換、研究者との繋がりなどを参加メンバーへ提供することで、ニュースメディアに従事する編集者や記者が気候変動問題への理解を深め、気候変動問題に関してジャーナリズムが抱える専門的、組織的、倫理的な問題について考える手助けをするプロジェクトとのことです。
初年度は、欧州気候基金(ECF)から477170ポンド(約7500万円)の助成金を受けています。