アスエネが運営するアスエネメディアは、国際的な気候変動報道ネットワーク「Covering Climate Now(CCNow)」が主導する「89%プロジェクト」への参加を表明しました。
「89%プロジェクト」は、世界人口の約89%が自国政府に対して気候変動対策の強化を求めているという国際調査の結果をもとに、報道を通じてその声を社会に届けようとする国際的な報道連携です。
プロジェクトを主導するCCNowは、米コロンビア大学ジャーナリズム大学院などによって設立され、世界600以上の報道機関が参加しています。アスエネメディアは、地球環境保護について考えて行動するために制定された「アースデイ」の4月22日に「89%プロジェクト」への参画を表明しました。
アスエネメディアは環境情報を基礎から解説するサイトで、企業の脱炭素経営に向けてさまざまなコンテンツを提供しています。同メディアは、気候変動に対する社会の関心と行動を広げることを目指し、企業や行政、教育機関、市民など多様な担い手の声を伝えてきました。現在、アメリカのパリ協定離脱など再び国際的な気候政策の不確実性が高まっている状況を受けて、草の根の気候アクションの価値を国内外に共有していく考えです。
同社は「気候変動は遠い問題ではなく、自分たちの現在と未来に関わる課題」という認識を、エンタメや教育、スポーツ、公共政策といった身近な文脈から伝えていくことが、同メディアの役割であり責任であると捉えています。
また、アスエネメディアは、「報じる」だけではなく「行動を促す」報道を実践する姿勢を示しています。89%の声を可視化して、社会の対話と変化のきっかけを生む役割を担うメディアとして、生活者の視点で脱炭素社会に向けたリアルな動きを届ける方針です。
今回の「89%プロジェクト」参加表明により、アスエネメディアの気候変動関連の報道がさらに強化され、日本国内の具体的なアクションの事例が国際的に発信されることが期待されます。