Vox Mediaが配信しているポッドキャスト「More Than This」が、聴覚障害者でもビジュアルで楽しめるとして注目されています。「自らの新たな道を切り開いた人々」をテーマにしたこのポッドキャストでは、聴覚障害者でもコンテンツを楽しめるよう、オーディオコンテンツにおいて特徴的な「間」や「感情表現」などを視覚的に表現する手法「没入型トランスクリプト」が導入されています。
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Vox Creativeによる「More Than This」
10月4日から配信を開始したポッドキャスト「More Than This」は、Vox Media傘下のVox Creativeによって制作されました。「もしもあのときこうしていたら?」という疑問の答えを求める人々に焦点を当てており、自らのために新たな道を切り開くことをテーマにしているようです。例えばエピソード1のMANDYでは、ホストであるDanielle Prescod氏が聴覚障害を持つ歌手のMandy Harvey氏に会い、未来への道が見えなくなったときでも自分の人生をどうやって切り開いたかを聞くことになります。
Vox Creativeはブランドとオーディエンスをつなげるためのコンテンツ制作を主としており、今回のポッドキャストもプリペイド携帯電話のStraight Talk Wirelessがスポンサーとなっています。また、Vox Mediaからの介入無しに制作されており、そのゴールは、携帯電話の契約を今まで通り続けることに疑問を持つStraight Talk社の潜在的顧客へのリーチと見られています。
「More Than This」はエピソード3まで公開されており、エピソード6までの制作を予定しています。アップルのポッドキャストのほか、SpotifyやStitcherでもアクセスすることが可能です。