1月19日、複数の慈善団体による2,000万ドルもの出資でヒューストンに新しいローカルニュースルームが創設される予定であることがわかりました。約40人規模で立ち上げられるこのニュースルームは地域の課題解決に取り組むことを目的としており、編集上の独立も強調しています。
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ヒューストンの新たなローカルメディア
ヒューストンは米テキサス州にある人口第4位の都市です。非常に人種・民族の多様性に富んでおり、話されている言語の数は90を超え、ヒスパニック系の割合が非ヒスパニックの白人を上回っているとも言われています。そんなヒューストンで新しい非営利のローカルメディア立ち上げ計画が出てきました。
まだ名もなき事業ながら、複数の慈善家から2,000万ドルもの出資を受けており、約40人という規模で今年の終わりか来年初頭に立ち上げられる予定です。このような非営利のローカルメディアは年々増加しており、Institute for Nonprofit Newsによれば、過去5年間でおおよそ2倍に増えているとのことです。立ち上げに関わったAmerican Journalism Project(AJP)のCEOであるSarabeth Berman氏は、「営利目的の新聞が衰退していくにつれ、非営利のニュース団体が台頭してきている」と述べています。