ガーディアン・メディア・グループ(GMG)は、2021/2022年の年次決算を発表しました。総売上高3030万ポンド(13%)増の2億5580万ポンド(2021年:2億2550万ポンド)で、2007/8年以来の高水準となり、長らく赤字続きだった現金収入も670万ポンド計上しました。とうとう事業のデジタル化の分岐点を超えたようです。
もともとガーディアンは、他の新聞グループとは異なり、金持ちの個人が所有しているわけでも、株主に利益を還元しなければならない上場企業でもありません。その代わり、スコット・トラストという投資基金からの13億ポンドを資本金として維持し、政府の助成金などからガーディアンの編集の独立性を維持する仕組みで運用されています。