【メディア企業徹底考察 #147】コロナ禍を抜けた後もLINEヤフーの広告停滞感が鮮明に

LINEヤフーの業績が弱含んでいます。

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LINEヤフーの業績が弱含んでいます。

2024年3月期第3四半期の売上収益は、前年同期間比8.7%増の1兆3,468億円でした。同社は決算を発表した2月6日に通期業績予想の下方修正を発表。1兆9,000億円としていた売上収益を、4.2%低い1兆8,200万円へと改めました。通期で13.6%の増収を見込んでいましたが、8.8%と1割を下回る公算が高まりました。

主力のメディア事業は、広告サービスのコロナ禍の反動減からは緩やかに回復しつつあるものの、力強さに欠けています。その一方で、Googleは大幅な増収を達成しています。

PayPayの収益安定化でショッピング事業に経営資源を集中

2024年3月期第3四半期の営業利益は、前年同期間比40.0%減の1,742億円。4割もの営業減益となっていますが、これは2023年3月期(2022年11月)にLINEヤフー(旧Zホールディングス)がPayPayを連結子会社化した際、1,500億円程度の差益を計上していたため。2023年3月期の営業利益は一時的な利益が含まれていました。


《不破聡》

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