株式会社朝日新聞社は、同社が提供するAI文章校正ツール「Typoless(タイポレス)」において、PDFファイルの校正に対応した新プラン「+Plusプラン」をリリースしました。個人向けの「プレミアム+Plusプラン」と、法人向けの「エンタープライズ+Plusプラン」の2種類を新設します。

Typolessは、朝日新聞の過去40年間の記事データと膨大な校正履歴を学習させたAIに、約10万個の校閲ルール辞書の機能、ユーザーが独自に登録するカスタム辞書の機能を加えた校正ツールです。2023年10月にサービスを開始し、個人向けプランのほか、API連携プランや法人向けエンタープライズプランを提供しています。

新プランでは、PDFファイルをOCRで読み取ることにより、テキストだけでなく画像や図表データの校正にも対応します。チラシやカタログ、出版物、広告など、PDFファイルの文章を容易にチェックできるようになるため、業務効率化に貢献することが期待されます。
PDFファイルの校正では、AIによる校正、カスタム辞書、ルール辞書、良文サポートの4つの機能が利用可能です。1回につき校正できる文字数は50,000文字まで。校正結果はコメント付きPDFファイルでダウンロードできますが、PDFファイルを直接修正することはできません。
新プランの料金は、法人向けの「エンタープライズ+Plusプラン」が5IDまで35,750円(税込み)/月、個人向け「プレミアム+Plusプラン」が7,700円(税込み)/月です。


朝日新聞社は、今後も文章校正や情報発信にかかわる業務効率改善、誤植や不適切表現に起因するブランド棄損や炎上などのリスクマネジメントに貢献するため、さらなる機能・サービスの向上に取り組んでいくとしています。