株式会社電通クリエーティブXと株式会社電通クリエーティブキューブは、2025年1月1日付で合併することを発表しました。電通クリエーティブXを存続会社とし、新たな社名「株式会社電通クリエイティブピクチャーズ」に改称します。
今回の合併は、拡大が予想される動画広告市場に対応し、映像技術や撮影手法の進化に適応するためのものです。両社が有する経験やノウハウ、機能、リソースを融合させることで、プロデュース力やクリエイティブ力、生産性を向上させ、クリエイティブコンテンツ制作事業の持続的な成長と新たな領域への進出を加速させることを目指しています。
電通クリエーティブXは2009年に設立され、映像やグラフィック広告、Webサイト、テクノロジーを活用する体験コンテンツなど、幅広い分野でクリエイティブコンテンツを企画制作してきました。一方、電通クリエーティブキューブは、映像制作とグラフィック撮影のクラフト力とデジタルの付加価値を組み合わせることに強みを持ち、多様なCX領域に対応できる統合型制作会社として知られています。
新会社「電通クリエイティブピクチャーズ」は、映像やグラフィック広告、Webサイト、エンターテインメントコンテンツ、体験型コンテンツの企画制作など、幅広いクリエイティブ領域をカバーします。また、撮影・照明スタッフの提供や機材マネジメント、スタジオ運営、クリエイターマネジメントなども手掛ける予定です。
合併後の従業員数は500名以上となる見込みで、クリエイティブ業界における大型の組織再編となります。この合併により、電通グループは映像制作とデジタルコンテンツ制作の両面で競争力を強化し、変化の激しい広告・マーケティング市場におけるケイパビリティの確立を狙っています。合併後には、電通クリエイティブピクチャーズが広告制作業界全体に与える影響に注目が集まりそうです。