株式会社Raku-Pが、コインパーキングにおける新しいDOOH(デジタル屋外広告)サービスを2024年11月1日より開始しました。
本サービスでは、同社が設置する「Raku-Pポール」のディスプレイを活用して、広告を配信します。車両がいない間も広告が配信されるため、コインパーキング利用者や同乗者に加え、通行人にも広告を届けることが可能です。今回配信を開始したのは、株式会社はなまるが展開する車買取販売サービス「ソコカラ」の動画広告となります。
Raku-Pポールは、AIによるナンバー認証と駐車料金のキャッシュレス精算を行う端末で、1車室に1台設置されています。空車時や料金精算時など、指定したタイミングに音声付き動画や画像を流せるため、直接的に広告を届けることができます。
この新サービスにより、従来の駐車料金に加えて広告収益という新たなキャッシュポイントが生まれました。Raku-Pは、駐車場を単なる車を停めるスペースではなく、企業と利用者を結びつける「空間」として捉え直すことで、新たな価値創造を目指しています。

同社は「移動が楽しい世界にする」というミッションを掲げ、駐車場を通じて街づくりに貢献することを目指しています。時には駐車場を人が集える「場」に変身させ、縁日の開催や子どもの絵画スペースとしての活用など、地域コミュニティの中心となる可能性も探っているとのことです。

今回の取り組みは、都市の至る所にある駐車場に新たな役割を与え、移動に付加価値を提供する試みとして注目されます。今後、Raku-Pの展開により、駐車場が広告を配信する新たな場としての役割に加え、街の活性化や人々の交流の場としてどのように進化していくか、その動向が注目されます。