朝日新聞社は、2024年12月に離婚に関する情報サイト「離婚のカタチ」を開設したことを発表しました。この新サイトは、離婚を考える人々に向けて、情報や相談サービスを無料で提供することを目的としています。
離婚は当事者の精神的・金銭的負担に加えて、DVや離婚後の貧困といった社会問題、さらには共同親権の議論など、社会制度にも深くかかわる問題です。朝日新聞社は「踏み出す一歩 未来の選択」をテーマに、離婚に悩む人々をサポートするサイトを立ち上げました。
「離婚のカタチ」では、離婚に関する手続きの流れや財産分与の情報、養育費・慰謝料の算出方法といった情報を提供しています。また、離婚経験者のインタビュー記事も掲載し、多様な視点から離婚について考える機会を提供しています。
サイトの特徴的なサービスとして、全国の弁護士検索機能が、ユーザーは実際に離婚相談ができる弁護士を探すことが可能です。「離婚のカタチ」は無料でアクセスでき、誰でも記事の閲覧や弁護士検索サービスを利用できます。実際の法律相談や依頼には、別途費用が発生します。
朝日新聞社は、この新サイトを通じて離婚に悩む人々の課題解決を支援するとともに、離婚を取り巻く様々な社会課題・社会問題について議論・啓発するきっかけを作ることを目指すとしています。同社は信頼できるコンテンツとサービスを提供することにより、社会課題解決型メディアとしての役割を果たしていく方針です。
離婚は個人の問題だけでなく、社会全体で考えるべき課題を多く含みます。「離婚のカタチ」の開設により、離婚に関する情報がより身近になり、当事者だけでなく社会全体で離婚について考える機会が増えることが期待されます。
