日経BPのマーケティング&イノベーション専門メディア「日経クロストレンド」は、2025年4月1日から新体制に移行しました。新編集長には、前身メディア「日経デジタルマーケティング」からデジタルマーケティング分野を取材してきた中村勇介氏が就任します。
日経クロストレンドは2018年4月の創刊以来、企業の新商品開発やマーケティング戦略、事業戦略の最前線を詳報してきました。対象は企業の経営企画、新事業開発、商品企画・開発、システム、マーケティング、営業、顧客窓口など幅広いビジネスパーソンで、会員数は43万人を突破。Webやスマホサイト、スマホアプリを中心に情報を届けています。

新編集長の中村氏は、2011年の「日経デジタルマーケティング」創刊から携わり、日経クロストレンドへの統合まで一貫してデジタルマーケティング分野を取材してきました。中村氏は就任にあたり、「トレンドに振り回されず、『どの顧客に』『どのような価値を』『どう伝えるのか』という、マーケティングの基本や本質に立ち返ることが求められている」と述べています。
2024年からは「Marketing for All」を掲げ、マーケティングという概念をより幅広い層に広げる活動を強化しています。中村氏は「マーケティング部門に限らず、営業、広報など、コミュニケーションの対象者が存在する職種であれば、誰にでも役立つ」と、マーケティングの普遍的な価値を強調しています。
日経クロストレンドは、マーケティングの基本から応用まで、そして消費者理解を手助けする情報を読者に届けていく方針です。メディア業界では、専門性の高い情報提供の重要性が増しています。日経クロストレンドの新体制移行は、マーケティング分野における専門メディアの進化を示す動きとなり、今後の展開が注目されそうです。