KADOKAWAは主力の出版部門が4Q単体で減収、紙書籍の市場縮小の影響大きく【メディア企業徹底考察 #211】

・KADOKAWAは出版部門が4Qで1%減収、紙書籍の市場縮小が影響大
・サイバー攻撃の影響はあったが、全体では増収を達成
・人材投資を加速し、クリエイター育成の必要性が高まっている

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KADOKAWAは主力の出版部門が4Q単体で減収、紙書籍の市場縮小の影響大きく【メディア企業徹底考察 #211】
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KADOKAWAは2025年3月期第4四半期単体(2025年1月1日~2025年3月31日)における出版・IP創出事業が1%程度の減収となりました。

国内紙書籍は通年で1割近い減収、返品率の悪化も影響して売上高が伸び悩みました。第4四半期はサイバー攻撃の影響は一切受けていません。前年同期間は1割違い増収でした。KADOKAWAの出版・IP創出事業はメディアミックス展開の屋台骨。この事業の停滞はIPの枯渇という深刻な事態も招きかねません。

足元では人材への投資を加速していますが、今期にその成果を出すことができるのか。正念場を迎えているように見えます。

サイバー攻撃の影響は通年で83億円


《不破聡》

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