「プラダを着た悪魔」伝説の編集長アナ・ウィンターの退任とグローバル・メディアモデルの変化【Media Innovation Weekly】6/30号

・アナ・ウィンター氏が37年ぶりにヴォーグの編集長を退任し、グローバル戦略に注力する体制に移行品
・長期政権の功績や影響力は計り知れず、次世代のリーダー育成とメディアの変革が課題となる
・デジタル時代のメディアは個人依存から組織全体の持続可能なモデルへと進化している

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5月に開催されたメット・ガラにて(Photo by Theo Wargo/FilmMagic)
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  • 「プラダを着た悪魔」伝説の編集長アナ・ウィンターの退任とグローバル・メディアモデルの変化【Media Innovation Weekly】6/30号

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今週のテーマ解説 「プラダを着た悪魔」伝説の編集長アナ・ウィンターの退任とグローバル・メディアモデルの変化

ファッション界の絶対的権力者として知られるアナ・ウィンター氏が、米「ヴォーグ」編集長の座を退くことが明らかになりました。1988年から37年間にわたって同職を務めてきた75歳のウィンター氏の退任は、ファッションメディア業界にとって大きな転換点となりそうです。

アナ・ウィンター氏は6月26日、社内のスタッフに向けて、米「ヴォーグ」のヘッド・オブ・コンテントを探す旨を伝えました。37年間務めてきた同誌における編集トップの役割は後進に譲ることになりますが、兼務しているコンデナストのチーフ・コンテンツ・オフィサーと「ヴォーグ」のグローバル・エディトリアル・ディレクターとしての職務は今後も継続します。

コンデナストが発表した短い声明

完全引退ではなく、米「ヴォーグ」編集長からは退くものの、グローバル戦略により注力する体制への移行というのが今回の決断の背景にあります。

37年間の長期政権とその功績


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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