英パブリッシャー各社、GoogleのAI「ファインチューニング」へのコンテンツ利用制限を英CMAに要請——年間100万ポンド超の損失を訴える声も

・英国の大手パブリッシャーがGoogleのAI「ファインチューニング」によるコンテンツ利用に対し、英CMAに規制強化を要請している
・パブリッシャーはトレーニング・RAG・ファインチューニング用にクローラーを分離し、用途ごとのオプトインを求めている
・Googleのサイト評判悪用ポリシーで年間100万ポンド超の損失を被る企業もあり、アルゴリズム変更の事前通知も要求している

メディア プラットフォーマー
Media Innovationが作成したイメージ画像です
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英国の主要パブリッシャーが、GoogleによるAIモデルの「ファインチューニング」にニュースコンテンツが利用されている問題について、英国競争・市場庁(CMA)に対し規制強化を求めています。Googleは「ファインチューニングがパブリッシャーに損害を与える現実的な可能性はない」と主張していますが、「Guardian Media Group」「DMG Media」「Financial Times」など複数の大手メディア企業がこの見解に真っ向から反論しました(Press Gazette)。

CMAは2024年デジタル市場・競争・消費者法に基づく新たな権限のもと、Googleに課す行動要件案について意見募集を実施しています。その柱は、パブリッシャーコンテンツの利用に関する選択肢と透明性の確保、公正なランキング、検索サービスの選択画面表示、データポータビリティの4点です(CMA Blog)。


《Manabu Tsuchimoto》

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デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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