文藝春秋は、運営する動画メディア「文藝春秋PLUS」の公式YouTubeチャンネル登録者数が40万人を突破したと発表しました。
動画メディア「文藝春秋PLUS」は、2024年12月に公式YouTubeチャンネルを開始しました。チャンネル登録者数は2025年1月末に20万人、同年3月末に30万人を突破。これまでYouTubeで配信した番組は約320本にのぼります。
「文藝春秋PLUS」は、総合月刊誌「文藝春秋」の看板を冠する動画メディアとして、政治・経済・文学・歴史・健康など、幅広いジャンルの無料番組を配信してきました。企業トップの熱い想いを編集長が聞く「TOP INTERVIEW」や、ビジネスの最前線を深掘りする「+BUISINESS」など、人気の番組シリーズも次々と始まっています。

現在は7月20日投開票の第27回参議院議員通常選挙に向け、各党のキーパーソンを招くインタビューシリーズ「激突!参院選2025」を配信中です。鈴木宗男氏、れいわ新選組の共同代表大石あきこ氏、参政党の神谷宗幣氏らが出演し、政治の最前線を伝えています。

また、タイアップ広告も好評で、幅広い業種の企業から問い合わせがあるといい、数多くの番組を配信してきました。JCRファーマ、ヒューリック、日産自動車、近畿大学、パパスなど、多様な企業との協業を実現しています。

文藝春秋PLUSの編集長である村井弦氏は、こだわっているポイントとして「人への興味」を挙げ、「番組に登場する『人』は全員、物語を持っています。そして、知られざる一面も持っている。それが最大の魅力です。文藝春秋PLUSはそこに迫りたい。“人間の面白さ”をとことん追求する番組作りをしていきたいと思っています」とコメントしています。
また、同氏はタイアップ広告についても、「営者、従業員……企業に関わるすべての『人』の想いや生き様、生い立ち、そして原点をしっかり動画で伝えること。それこそが文藝春秋PLUSの強みであり、クライアントの魅力を最大限伝えることに繋がると、私は考えています」と、説明しています。
「文藝春秋PLUS」の成長は、老舗月刊誌による動画領域への本格展開がブランド資産を新たな形で活性化し得ることを示しています。培った信頼性や編集力をもとに、“人”を主軸とした映像コンテンツを生み出すことで動画メディアとしての存在感を高めており、紙媒体を起点としてデジタルメディア展開を図るモデルケースの1つとなりそうです。