YouTubeが多言語機能をクリエイターに開放、世界中のユーザーが視聴者になる可能性

・YouTubeは多言語音声機能を数百万人のクリエイターに拡大し視聴範囲を広げる
・多言語化により視聴時間や収益増加、地理的制約を超えた市場拡大が期待される
・クリエイターは自身の音声トラック作成や多言語サムネで柔軟にコンテンツ展開可能になる

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YouTubeが多言語機能をクリエイターに開放、世界中のユーザーが視聴者になる可能性

YouTubeが、これまで一部の人気クリエイターに限定されていた「多言語音声(Multi-language Audio)」機能を、今後数週間かけて数百万人のクリエイターに拡大展開すると明らかにしました。この機能により、クリエイターは自身の動画に複数言語の音声トラックを追加でき、視聴者は設定画面から希望する言語を選択して動画を楽しめるようになります。

YouTubeのプロダクトマネージャーであるRitz Campbell氏によれば、これまで2年間の試験運用期間で、多言語音声機能を導入したクリエイターの視聴時間の平均25%以上が、動画の主要言語以外の言語での視聴によるものでした。料理専門家のJamie Oliver氏のチャンネルでは、この機能の導入により視聴回数が3倍に増加するという劇的な効果も確認されています(YouTubeの発表)。

クリエイターエコノミーの構造変化を促す収益インパクト


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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