株式会社文藝春秋が運営する動画メディア「文藝春秋PLUS」の公式YouTubeチャンネル登録者数が50万人を突破しました。2024年12月に編集部が発足し、公式YouTubeチャンネルがスタートした同メディアは、わずか10カ月という短期間で大きな成果を上げています。
チャンネル登録者数の推移を見ると、その成長の速さが際立ちます。2025年1月に20万人、3月に30万人、7月に40万人と着実に増やし、今回50万人を突破しました。
文藝春秋PLUS編集長の村井弦氏は「昨年12月に文藝春秋PLUSが発足した際、『1年間でチャンネル登録者数50万人を目指す』という目標を立てました。約2カ月も前倒しで達成できたことは、想定外の成果です」とコメントしています。
同チャンネルでは、大物ゲストへの直撃インタビュー「+JOURNAL」や、新聞1冊を読んだような満足感がある教養シリーズ「+RONTEN」「+HISTORY」、文藝春秋流のお金の学校「BUNSHUN MONEY SCHOOL」など、多彩なコンテンツを展開しています。100年を超える総合月刊誌「文藝春秋」の看板を冠する動画メディアとして、政治・経済・文学・歴史・健康など、幅広いジャンルの無料番組を配信しているのが特徴です。
最近の人気コンテンツには、「世界のエリートの嗜み『ラテン語』の世界」や「朝井リョウが語る文学とファンダムの未来」、「エミン・ユルマズが語る2025年後半の投資戦略」、「昭和天皇の戦争責任を考える」など、知的好奇心を刺激する内容が並びます。また、「参政党のナショナリズムを考えよう」といった政治的なテーマも扱い、多様な視点を提供しています。
この10カ月間で、同チャンネルは400本近い番組を制作してきました。村井編集長は「様々な方をゲストに招き、1つのテーマについてしっかり語っていただく――。私たちが作っているのはシンプルな構成の番組ですが、視聴者が増えていることを日々実感しています」と手応えを語ります。
同メディアの編集方針について、村井編集長は「メディアの役割は多様性の担保である」と明確に述べています。「思想や信条に関係なく、いま話を聞きたい人をゲストに招く」という方針を貫き、極端な言説がSNS空間を飛び交う時代において、多様な言論の受け皿であり続けたいとの考えを示しています。