英「エコノミスト」、ロスチャイルド家が持分売却意向、時価総額は1000億円強

・ロスチャイルド家が『The Economist』の株式売却を開始した
・売却額は約4億ポンド、グループ評価は約11億ポンドと見積もり
・長期投資志向の投資家や企業との交渉を進めている

メディア デジタルメディア
【7月16日(水)開催】デジタルメディアの収益化とテクノロジー投資を考える ~TVer CTO登壇セミナー開催~
英「エコノミスト」、ロスチャイルド家が持分売却意向、時価総額は1000億円強

182年の歴史を誇る英国の経済誌「The Economist」の主要株主のひとつであるロスチャイルド家が、自身の保有する全株式を売却する手続きを開始しました。アクシオスの報道によると、英米の複数の投資家やファミリーオフィスに対してすでに打診が行われており、年内にも売却を完了する見通しです。

今回の動きは、同誌にとって2015年以来となる大規模な資本構造の変化となる可能性があります。

ロスチャイルド家を代表しているリン・フォレスター・デ・ロスチャイルド氏は、これまで「エコノミスト・グループ」の約26.7%の株式を保有してきました。そのうち約20%が議決権付き株式であり、これは同社定款で定められた単一株主の上限にあたります。


《Manabu Tsuchimoto》

関連タグ

Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

特集