182年の歴史を誇る英国の経済誌「The Economist」の主要株主のひとつであるロスチャイルド家が、自身の保有する全株式を売却する手続きを開始しました。アクシオスの報道によると、英米の複数の投資家やファミリーオフィスに対してすでに打診が行われており、年内にも売却を完了する見通しです。
今回の動きは、同誌にとって2015年以来となる大規模な資本構造の変化となる可能性があります。
ロスチャイルド家を代表しているリン・フォレスター・デ・ロスチャイルド氏は、これまで「エコノミスト・グループ」の約26.7%の株式を保有してきました。そのうち約20%が議決権付き株式であり、これは同社定款で定められた単一株主の上限にあたります。