「盗用でAI帝国を築いた」──米Entrepreneur Media、メタを著作権侵害で提訴

・EM社はMetaの著作権侵害とDMCA違反を理由に提訴した
・Metaは自社の書籍を無断でAI学習に使用したと批判されている
・訴訟は著作権問題とAIの著作物利用の法的境界線を示す重要な事例

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「盗用でAI帝国を築いた」──米Entrepreneur Media、メタを著作権侵害で提訴

米ビジネス誌『Entrepreneur』を発行するEntrepreneur Media(以下、EM社)は11月6日、Meta Platforms(以下、Meta)を相手取り、著作権侵害およびデジタルミレニアム著作権法(DMCA)違反でカリフォルニア北部地区連邦地方裁判所に提訴しました。同社はMetaが自社の書籍や雑誌記事を無断でAIモデル「Llama」の学習に使用したと主張しています。

「イノベーションとは盗むことではありません。Metaは世界で最も裕福な企業の一つでありながら、ライセンス契約ではなく“ただ取る”ことを選んだのです」──EM社CEO ライアン・シェイ氏はこう語ります。

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《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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