OpenAIがメディア企業向けのAI活用プログラムを公開、現場で活用できる内容を重視

• OpenAIがメディア向けAI活用プログラムを新設し、実践的内容を提供する
• オンデマンドやプレイブック、ケーススタディで現場で使えるスキルを学べる
• AIの責任ある利用や共有リソースも重視し、信頼性と効率化を促進している

テクノロジー AI
OpenAIがメディア企業向けのAI活用プログラムを公開、現場で活用できる内容を重視

OpenAIは、報道機関向けの新たな学習プログラム「OpenAI Academy for News Organizations」を立ち上げました。AIを活用する記者、編集者、パブリッシャーを対象に、実践的な知識とツールを提供することを目的としています。本取り組みは、American Journalism ProjectやThe Lenfest Institute for Journalismとの既存の協業を発展させる形で始動しました。

このアカデミーはメディア企業がすぐ使える内容を重視しているとのことで、オンデマンド型のトレーニングやプレイブック、実際の活用事例を通じて、取材やファクト収集といった編集業務だけでなく、プロダクト開発や業務効率化など、メディア企業の経営・運営領域にも踏み込んだ内容が提供されます。

例えば、ニュースメディアがアーカイブにアクセスしやすく活用したり、読者動向の分析をするためのオープンソースのコードや、「シアトルタイムス」がAIを活用した見込み客発掘エージェントを開発し、営業活動を効率した事例の紹介などが公開されています。また、社内ポリシーやガバナンス策定に関するガイダンスといったものもあります。

実際にアクセスできるコンテンツ(主な例)


《Manabu Tsuchimoto》

関連タグ

Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

特集