9つの新聞社、OpenAIとマイクロソフトを提訴──100億ドル超の著作権訴訟

・米国の9新聞社がOpenAIとMicrosoftを著作権侵害で提訴し、100億ドル超の賠償請求をしている
・訴訟は、AIの訓練に新聞コンテンツを無断使用し、収益源の危機と訴訟の背景にある危機感を示す
・判決次第でAIとメディアの関係やビジネスモデルに大きな影響を与える重要な裁判となっている

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米国で再び、大手AI企業を相手どる著作権訴訟が提起されました。今回名を連ねたのは、地方新聞を中心とする9つの新聞社です。

AI産業と報道産業の摩擦はすでに米国だけでなくグローバルに広がっており、この訴訟は、AI時代におけるメディア企業の権利と収益モデルをどう再構築すべきかを考える上でも重要な材料となります。

9新聞社がOpenAIとMicrosoftを提訴、その背景にある危機感

今回の訴訟は、2025年11月27日に米連邦地裁・南ニューヨーク地区(SDNY)へ提出されました。原告は9つの新聞社です。いずれも地域紙を中心に米国で長い歴史を持つメディア企業であり、地域ジャーナリズムの担い手として知られています。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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