Business Insider、マイクロソフトの「Publisher Content Marketplace」参加へ・・・AI向けコンテンツ流通

・マイクロソフトのPublisher Content Marketplaceにビジネスインサイダーが参加し、AIによるコンテンツ流通の公正化を目指している
・使用量に応じた補償や透明性の確保を重視し、AI参照記事の評価と管理の仕組みづくりが進む
・この動きは出版社の収益モデルや編集体制の変革を促し、今後の媒体戦略に大きく影響すると考えられる

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Business Insider、マイクロソフトの「Publisher Content Marketplace」参加へ・・・AI向けコンテンツ流通

Business Insiderがマイクロソフトの新たな「Publisher Content Marketplace(PCM)」のパイロットプログラムに参加すると発表しました。BIは大規模言語モデルにおいて最も頻繁に引用されるソースの一つとされながら、これまで適切なクレジットや補償を十分に受けられなかったと指摘しており、今回の合意はAI時代のコンテンツ流通の再編における象徴的な動きといえます。

CEOであるBarbara Peng氏はPeng氏は社内向けメッセージで「私たちのジャーナリズムはAI企業に頻繁に参照されているが、正当な評価や報酬が得られてこなかった」と述べています。BIがPCMに参加した背景には、生成AIが検索に代わる一次的な情報取得手段になりつつあるなか、媒体が持つ価値をどのように収益へ変換するかという喫緊の課題があります。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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