ABEMAは2025年12月26日より、次世代アニメクリエイターとともにオリジナルアニメ作品の創出を目指す新プロジェクト「Project PRISMation(プロジェクト プリズメーション)」を始動します。
同プロジェクトは、個人や少数精鋭のチームでアニメーション作品を発信しているクリエイターと、オリジナルアニメのパイロットフィルムの共作に取り組むものです。作品を見る人の心に残るような物語作りや、クリエイターの刺激になるようなクリエイティブ作りのサポートを行います。
プロジェクト名の「Project PRISMation」は「PRISM(プリズム)」と「Animation(アニメーション)」に由来しており、白い光がプリズムを通して多彩な色に分かれるように、多彩な才能が集まりアニメ作品として光輝く場所を提供するという意味が込められています。
初代参加クリエイターは3組
初代参加クリエイターは、タイを拠点に活動するZemyata氏、武蔵野美術大学映像学科卒のメンバーを中心に結成されたアニメーション制作集団・うぐいす工房、そしてベトナム在住のクリエイターユニット・rapitusの3組です。
Zemyata氏とうぐいす工房とはオリジナルアニメのパイロットフィルムを、rapitusとはショート動画での話題作『Gluttomy』に関する新規映像を共作しました。
公開作品は以下の通りです。
2026年1月16日公開:『Poppin-Play Kitchen』(原案・監督・脚本・制作:Zemyata)
ドールハウスのようなカラフルでキュートなセットで繰り広げられるクッキングショー。司会のPちゃん・Cちゃん・Uちゃんが、かつてない料理の冒険へと視聴者を誘います。3人は、舞台裏に潜む謎の存在を楽しませながら、この奇妙なショーを無事乗り切ることができるのか、それともプレッシャーに押しつぶされ「ポッピン」してしまうのか。スリリングなクッキングショーの幕開けです。
2026年1月23日公開:『Gluttomy』(原案・監督・脚本・制作:rapitus)
エリート私立高校に特待生として入学した努力家の「アペル」。新たな学園生活に胸を躍らせる彼を待ち受けていたのは、全く予想外の波乱でした。アペルに異様な興味を示す、謎めいたピンク髪の双子「グリスタ」と「グライド」。優しく明るいオーラとは裏腹に、2人はアペルの生活をじわじわと侵食していきます。静かだった日常が腐敗する前に、アペルは双子の本性を暴くことができるのか。興味と狂気は紙一重、リンゴの中心にはすでにイモ虫が巣喰っている——
2026年1月30日公開:『ザ・ホラーズ・ホラー・ホーム』(原案・制作:うぐいす工房、監督:森山瑠潮、脚本:松﨑悠弥)
人の血をすすり数百年を生きる吸血鬼と、テレビを介し呪いを広げる現代日本の怨霊。二人の怪異が洋の東西を越えて愛の盟約を結び、やがてその血と恐怖を受け継いだ娘を授かった…。吸血鬼のパパ・ドラキュール、怨霊のお母様・サヤコ、そして二人の娘・アリス(謎の猫、ダークマターもいる!)による、戦戦慄慄、阿鼻叫喚のホームドラマです。
これら3作品は、2026年1月16日以降3週連続で「ABEMA」と「Project PRISMation」公式SNSにて公開されます。
クリエイターファーストの姿勢を重視
ABEMAではこれまで、人気のアニメ作品を多数配信するとともに、『声優と夜あそび』『SHIBUYA ANIME BASE』などオリジナル番組の放送、そしてオンラインだけに留まらず、オフラインで最大級のアニメの祭典『ABEMAアニメ祭』を開催するなど、さまざまな角度からアニメの魅力を届けてきました。
中でも『SHIBUYA ANIME BASE』ではアニメ業界に関わる多種多様な作り手への独自インタビュー、『ABEMAアニメ祭』では注目のクリエイターがさまざまな視点で\"インディーアニメ\"を語り合うトークイベントや作品の上映会など、クリエイターに焦点を当てた企画を積極的に展開してきました。
さらにこの度、「Project PRISMation」を始動させ、次世代アニメクリエイターとともに新たなアニメ作品の創出に取り組みます。
2026年1月16日夜21時より放送する「ABEMA」オリジナルのアニメ/ポップカルチャー情報番組『SHIBUYA ANIME BASE』内では、上記3作品の特集コーナーを実施します。
本プロジェクトは来年以降も継続し、毎年さまざまなクリエイターとの共作に取り組むほか、2026年5月頃より国内外からの企画公募も新たに開始予定です。詳細は順次発表されます。







